2021年11月23日火曜日

No.40_コーヒーバッグが全5種類になりました


この度、コーヒーバッグに新商品が加わりました。

豆販売においても個性的、唯一無二の風味を発揮し、それぞれ固定ファンが多い、『モカ・ナチュラル』、『マンデリン』、この二つのシングルコーヒー豆がコーヒーバッグになりました。

コーヒーバッグについては、『№20_使い勝手がいい!』にも掲載しておりますので、お時間が許せば是非そちらもご参照頂きたいのですが、紅茶のティーバッグの様な体裁をしていて、マグカップに入れてお湯を注いで約4分で、お手軽に、そして美味しくコーヒーを頂けるというものです。

本年7月に『カフェ・カルミア』、『カフェ・フォルテ』、『まどろみ』を発売以来、このコーヒーバッグをリピートして下さるお客様も多く、その中にはコーヒーバッグのみを繰り返しお求め下さるお客様もいらっしゃれば、一方で普段、豆でお求め頂く常連さんが同時購入して下さることもあります。そして『豆買いして、家で粉に挽いて、その香りを楽しみ、ドリップでワクワクして、そうして淹れたコーヒーを飲む至福の時間を過ごすのがサイコーなんだけど、どうしても時間が無かったり、ちょっとだけ面倒な時、このコーヒーバッグはホントいいよ~!シングルコーヒーもどんどん増やしてほしいなぁ』と言ったご要望を複数のお客様から頂いたものですから、今回2種類増やして、計5種類のラインナップと致しました。

また、今回新たな試みとしてミックスパックというものを始めました。これは5種類のコーヒーバッグを2袋ずつ計10袋を1セットにしたものです。これにより、『一日のその時の気分で5種類のコーヒーを飲み分けよう!』と言った楽しみ方も可能ですので、是非お試しください!

そしてパッケージですが、今までのビニル袋詰めパックに加え、クリアボックスパックというのも始めました。これはボックスサイズもコンパクトですので、ちょっとしたプレゼントやご贈答にもご利用しやすいかと思います。その際は是非無料のメッセージシール等も有りますので、併せてご利用ください。

最後にコーヒーバッグのお勧めの飲み方ですが、ポイントは1点だけ、是非熱湯を注いでください。そうするとコーヒーオイルを始め、持っている風味が如何なく抽出され、とっても美味しく頂けます。粉は12g入りですので、大きなマグカップもOKですし、通常カップだと2杯抽出も可能だと思います。お湯量は是非、ご自身のお好みポイントを探してみてください。

 

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2021年11月13日土曜日

No.39_いろどりXmasブレンド


あっという間に年内もあと一月半となりました。いろどりこーひーの季節のブレンドも“ハーベスト・ムーン”から“いろどりXmasブレンド”に衣替えします。

(因みに今回のサムネイル写真は、店に飾っているXmasリースです。)

この季節のブレンドをイメージした時、やはり最初に浮かんだのが、『クリスマスケーキ』でした。『ケーキと相性がいい、その風味を引き立てるブレンドを創りたい!』...ケーキと言っても生クリームケーキも有れば、チョコレートケーキも有ります。先ずはこれらの風味をちゃんと受け止めるにはコクが必要です。一方、そのコクもただ強いのではダメ、風味と喧嘩しては台無しです。ケーキの美味しさを引き立てる甘さに包まれたまろやかなコクを目指しました。そして、その心地よいコクがありながら、後味スッキリ、キレの良さも持ち合わせ、ケーキもコーヒーも次の一口が更に美味しく進む、そんな『まろやかなコクと後味のキレの良さ』が、今回のブレンドのテーマとなりました。
いろいろ試行錯誤の結果、まろやかなコクは2種類の深煎りシングル、そしてスッキリしたキレの演出はタンザニアが担うことになりました。

寒さ深まるこれからの季節、暖かいお部屋でXmasブレンドと共にお寛ぎください。

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2021年11月9日火曜日

No.38_素敵な贈り物


素敵な贈り物を頂きました!

10/19に葛西小学校2年生の子供たち宛、『まちたんけん ゲスト・ティーチャー』としてお招き頂き、お話する機会を頂いた旨、『No.35_まちたんけん ゲスト・ティーチャー』にて投稿させて頂きました。

すると先日、担任の先生がお店までお越し下さり、『子供たちからの感想とお礼のメッセージです!』とのことで、子供たち直筆の素敵な冊子を頂きました。僕自身、この様なことは初めての経験だったので、とても嬉しく、なんともほんわか、ハッピーなサプライズプレゼントでした。

とても嬉しかったので、いくつか紹介させて頂いても宜しいでしょうか。(以下、漢字、ひらがな共、原文まま)

『コーヒーまめをくれてありがとうございます。とてもたいせつにします。たからものです。』

『いろいろなまめのしゅるいがわかりました。ありがとうございます。コーヒーまめのにおいをかいだら心がポカポカになりました。まめをくださってありがとうございました。わざわざきてくださってありがとうございました。』

『コーヒーをのむと元気になると言っていましたが、わたしのおかあさんもコーヒーをのむと、たしかに元気になります。コーヒーをやくこととかをおしえてくださりありがとうございました。わたしもコーヒーが大すきになりました。』

『コーヒーやさんでも目ざしている味があって、びっくりしました。』等々

当日、子供たちは目をキラキラさせながら、とっても真剣に話を聞いてくれて、質問もいっぱいしてくれて、本当に楽しかったです。そして何より子供たちから沢山のパワーを頂きました。当日は、焙煎前の生豆と焙煎後のコーヒー豆を持参して、匂いを嗅いでもらったり、手に持ってもらったりしました。そして最後に焙煎前後の豆を1粒ずつ差し上げました。僕もいくつか『あの時のあの匂い』と言うのが記憶に残っていますが、生豆の穀物臭、焙煎後のいい香りなんかも子供たちの記憶の一つとして刻まれると嬉しく思います。

そして、こんなコメントを書いてくれた子供もいました。

『いろんなかんじのコーヒーをしれてよかったです。人のためにすることは、すてきだなと思いました。これからも人のためにがんばってください。』

はい、がんばります!ありがとうございます。

 

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2021年11月2日火曜日

No.37_焙煎機の火力調整



前回投稿『No.36_焙煎機の熱源』でガスを使用していることを書きました。今回はその火力調整についてのお話しです。

因みに料理の世界ではシェフや板前さんは、焼く、炒める、茹でる、揚げる、蒸すそれぞれの過程で温度調整を行います。そしてそれに合わせて食材を切る、刻む、混ぜる、調味料を加える...言い尽くせない程、多彩なテクニックを駆使して、最高の料理に仕上げて行くのだと思います。

一方、焙煎中やることと言えば、『火力調整だけ』です(笑)。

とは言え、この火力調整もなかなか奥が深いんです。

焙煎中、気を付けていることは、先ず『全プロセス完璧な再現性を以って進める』と言うことです。豆の立場に置き換わって考えると、『同じプロセスで焙かれ(熱風で温められ)、水分が抜けて行き、組織の化学変化が起き始めて、決められた状態になったら釜の外に出される(煎り止め)』と言うことです。これが決められた時間軸の中で寸分違わず同じ状況が再現されなくてはなりません。

焙煎は生豆を釜の中に投入することから始まります。(本日のサムネイル写真は焙煎機の生豆投入口をその上部から撮影してみました。上部の“ラッパ”のようなところから、投入します。)

話が一旦横道に逸れますが、例えば、パスタを茹でる時、グツグツと沸騰したお湯にパスタを放り込むと、そのグツグツはサッと収まり、暫くするとまた沸騰し始め、火力を調節すると言ったことを行うと思います。実は焙煎豆もこれに似た経過を辿ります。

釜の中に生豆を投入するとその内部温度がキューっと下がっていきます。その後、ある温度で均衡した後、再び温度上昇に転じます(この間、火力は一定です)。この時の最低温度は『ボトム』とか『中点』と呼ばれますが、先ずはこの温度を一年中、同温(±1℃)で管理しています。冬は投入する豆が冷え切っているので夏よりは高温時投入しますが、夏は豆がぬるい温度なので冬より低温時に投入します。このボトム温度管理が先ずは完璧な再現性のスタートになります。

焙煎中の火力調整はガス圧メータの表示を頼りに行いますが、実はこれも微妙で同じガス圧を示していても、日によっては同じ火力とは限らないんです。と言うのも例えば朝夕の気温が下がってきた昨今、『昨日はポカポカ陽気、今日は冷たい雨』なんて日もあります。そうすると都市ガスの建物外地中埋設配管も冷やされ、ガスの体積も収縮してガス圧と火力の関係にも微妙なズレが発生します。ですから、それを加味した調節が必要になります。

なんだか今日は『火力調節』と言いながら、ボトム温度管理だけの話になってしまいました。別の機会にその後の焙煎中の火力調整のお話も出来ればと思います。

 

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