2021年6月29日火曜日

No.18_夏の木陰



本日の見出しサムネイル写真は、葛西臨海公園の緑のトンネルで撮影したものです。(『緑のトンネル』は、僕が勝手にそう呼んでるだけで(笑)、G Map上は『桜並木』と表示されているところです。)ここは自宅からも近いので、運動不足解消、リフレッシュのためにも、軽いジョギングや散歩で良く出掛けます。そしてここは結構昔から僕のお気に入りの場所なんです、或ることに気付いて以来...或ること?なんだそれ?ですね(^^;;

夏、この緑のトンネルは葉が生い茂り、木漏れ陽トンネルになります。特に日差しの強い時は地面にくっきりと木洩れ陽の影を落とします。そしてこの通りの脇にあるベンチに腰掛け、行き交う人々を眺めているとその木漏れ陽のマダラな影が人にも映り込み、こちらに向かって歩いて来る人へはその影が靴先から顔の方に流れ、離れて行く人の背中に映し出される影は頭の先から踵に向かって、歩くスピードに合わせてゆっくり流れて行きます。

昨年来のコロナ禍以降、ここを行き交う人もめっきり減りましたが、多くの人が行き交う時ここで木漏れ日と影の動きに浸る時間はなんとも心地良く、長らく僕のお気に入りの場所なんです。是非、皆さんにも体感してもらいたいです!! 

さて、この度、季節のブレンド夏Ver.として『夏の木陰』が新登場しました。イメージは前述の“緑のトンネル”の木漏れ日が注ぐ穏やかな空間です。(商品説明欄にも記載しましたが、)暑さを吹き飛ばすような、若しくはその暑さの中でもホッと一息つく時間を過ごして頂ける様、飲み口は軽く、爽やかさ、明るさが感じられるブレンドとしました。

どうぞ、一度お試しくださいませ。

 

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2021年6月25日金曜日

No.17_店舗での試飲コーヒーご提供、再開致しました



緊急事態宣言期間中、止む無く中断していた店舗での試飲コーヒーのご提供ですが、その解除に伴い、今週から再開させて頂きました。

試飲コーヒーについては、4/19に投稿した『No.7_コーヒーの味を言葉で表現するということ』でも触れていますので、宜しかったらそちらも眺めてみてください。

試飲コーヒーをご提供している理由はいくつかあるのですが、先ず、いろどりこーひーを初めて訪れた方(訪れようとされる方)は、率直に『ここのコーヒー(豆・粉)は美味しいのか?』と思われると思うんです。自分が客の立場でもそう思います(^^;;...そこの不安を解消、若しくは確かめて頂くためにもご用意しています。

そして第二は、『お客様がお好みのコーヒーを見つけることのお役に立てれば』の思いです。せっかくお求め頂くコーヒーです、お家でお好みの、お気に入りのコーヒーを『美味しく頂いて頂きたい』、心の底からそう願っています。『毎日のコーヒータイムを楽しんでいます!』、開店以降、少しずつではありますが、そのようなお話を伺えるとホント僕まで幸せな気分になります。^ ^

試飲コーヒーは、今回添付した写真の様な60ccのカップで2つ(風味の傾向の違う2種類を)お出ししておりまして、今は、”夏の木陰”、”深煎りコロンビア”の2種類をご用意しています。この内容は、2週間毎に入れ替えて行きます。是非お気軽にお店に立ち寄って、お試しくださいませ。

 

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2021年6月22日火曜日

No.16_美味しくコーヒーを淹れるには



6/20、東京も緊急事態宣言が解除されました。状況が急に180°好転するわけではありませんが、ワクチン接種の広がりと合わせて少しずつ普通の日常が戻りつつあることは有難いことです。いろどりこーひーでも長らく中断していた店舗での試飲コーヒーのご提供を、明日(6/23)の営業から再開させて頂きます。ご来店の際は是非お試し下さい。

前回投稿『No.15_コーヒー豆を売るということは...』でご購入頂いた商品と共にお渡ししている紙面を少しだけご紹介致しましたが、本日はそこの記載内容をご紹介させて頂きます。

まず美味しくコーヒーを淹れる基本は、『そのコーヒー(液体中)に美味しいものを最大限に取り込み(抽出し)、美味しさを邪魔するもの(雑味)を最小限にする(抽出しない)こと』です。

雑味の発生要因は色々有って、焙煎前の生豆(ナママメ)の品質そのものが低かったり(未熟豆の収穫、乾燥過程での劣化他)、また焙煎中の焦げから来る嫌な苦味や、豆芯の生焼けから来るエグミや、与えるカロリー不足で生豆に適正な組織変化が起きない場合も雑味発生の要因となってしまいます。

残念ながらコーヒー豆(粉)には大なり小なりの雑味が潜んでいます。それをコーヒーという液体への入り込みを抑えるには、粉挽きは細か過ぎず、お湯は90℃前後、ペーパーフィルター際を避けて中心部に糸を引くようにそーっと注ぐ...と言ったことがよく言われます。一方、この方法はコーヒーの旨味抽出まで制御されてしまいもったいないことです。

いろどりこーひーでは先ずは厳選した良質な生豆を仕入れ、焙煎は適正な時間制御の下、その時々で過不足無いカロリーを与えることによって、煎り足りないことも焦がすことも起こさず、且つ適正なコーヒー成分の組織変化を促し、雑味のないクリーンな珈琲豆作りを心掛けています。この雑味の無いコーヒー豆(粉)を使用すれば、前述の『美味しいものを最大限に取り込む(抽出する)こと』に集中出来るのです。ですからいろどりこーひーでは『粉は細かめに挽いて、熱湯を一気に注いでください』とお勧めしています。抽出器具についてもコーヒーオイルも含めてその風味が如何なく抽出されるフレンチプレス、金属フィルターの使用をお勧めしています。

最後に保存に付いてですが、焙煎後の豆(粉)の風味劣化は、空気に触れる酸化、紫外線を含む陽当たりがそれを促進させてしまうので、購入したままの袋で極力空気を抜いて保存することをお勧めしています。そのため包材(豆袋)は、不透明でジッパー付き、エアバルブ付きタイプを採用しています。エアバルブは空気が袋内から抜けるが、外からは侵入しない仕組みものですので、ジッパーを閉めた後、袋を両手でそーっと押さえて潰すように極力空気を抜いて保存してください。3週間位で飲み切れる時は常温保存で結構ですが、それ以上掛かりそうな時は購入直後から冷凍庫での保存をお勧めします。使用時は解凍不要でそのままご利用出来ますが、必要豆量を取り出したら、即刻冷凍庫に戻すことを心掛けください。ここでの放置が長いと豆が結露して、湿気を帯びて返って劣化が早まってしまいます。

と言うわけでいろいろなお勧めをご紹介させて頂きました。是非、(いろどりこーひーの豆で^ ^)お試しくださいませ。

そして美味しいコーヒーがある生活を楽しみましょう!

 

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2021年6月14日月曜日

No.15_コーヒー豆を売るということは...



関東甲信地方も本日梅雨入りが発表されました。早そう!と言われていた今年の梅雨入りですが、結局、ここ10年で最遅となったようです。いい天気が続くのはいいことですが、年々この時期はこの気候!ってのが、大雨も含めて変わってきているのかな...なんて感じています。

さて、本日の挿絵(写真)ですが、これはお店でお買い求め頂いたお客様に商品と共にお渡ししているもので、ネット購入頂いた方にも同封させて頂いてます。A5サイズ(A4の半分)の紙を更に半分に折って、A6サイズの中にお勧めの淹れ方他記載しているものです。2頁目には、コーヒーの抽出器具について、3頁目はコーヒー豆の保存について、そして最後の頁はお店の諸情報を記載しています。これは兎にもかくにもご家庭(もしくは職場)で『コーヒーのある生活を楽しんで頂きたい』との思いから、記載、そしてお渡ししているものです。

その根底には、『コーヒー豆を売るということは、単に“豆”という“もの”を売るだけの商売をしているのでは無く、コーヒーが寄り添う“心地良い生活”を売っている!』との思いがあります。

ケーキ屋さんなんかもそんな側面が強いように思います。ケーキを買う人は、例えばそれをご家庭に持ち帰ると先ずは子供たちの喜ぶ顔が見られ、美味しいね!って頂きながら家族の明るい会話が弾んだり、もしくは頑張った自分へのご褒美に!なんてこともあるでしょう。正にケーキで幸せな気分になれる!みたいな!

コーヒーを飲むと幸せな気分になれる!ホットする!元気が出る!リラックス出来る!そんな心地良い生活に少しでもお役に立てるのなら...それこそ最高です。そうなりたい!いつもそう思っています。で、話を元に戻すと、この思いを込めて前述のペーパーを一緒にお渡しするようにしています。

因みに1頁目の“お勧めの淹れ方”には、『コーヒーの粉は細かめに挽いて、熱湯に近いお湯を一気に注いでください。』といったことを書いています。多分『ん?普段美味しい淹れ方として聞いている方法と真逆じゃないか?』と感じる方も多いと思います。

本日も紙面が一杯になってきました...次回以降1〜3ページに記載した淹れ方、器具、保存について少し触れてみたいと思います。

 

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2021年6月5日土曜日

No.14_運動会

今日は、お店の真向かいの葛西中学校の運動会でした。天気は晴れ間が出たり隠れたりという状況ではありましたが、まずまずの運動会日和だったと思います。数週間前から、運動会に向けて生徒たちの練習姿を目の当たりにしてきましたので、とにかく雨の心配がない1日でホントに良かったです。

グラウンドから道路一本挟んだ店内からチラチラっと見ていただけですが、幾つか発見がありました。(そんな大袈裟なことではないのですが...)

まず流れている音楽が違いましたね!昔は(いつまでですかねぇ...)運動会と言えば例の定番のクラシック曲、行進曲が入れ替わり流れていたじゃないですか!流石に曲名は記憶していないので、今検索してみました(笑)。『道化師のギャロップ』、『天国と地獄』、『クシコスの郵便馬車』、『ラッパ吹きの休日』、『剣の舞』、『ウィリアム・テル序曲』、『ラデツキー行進曲』、『星条旗よ永遠に』、『双頭の鷲の旗の下に』等々...検索を始めたら僕自信のツボにハマって『懐かし〜』って聞き入っちゃって、この文書を書くのに戻ってくるのにすごい時間を要しちゃいました(笑)

しかしながら、これらの曲は全く使われず(- -;)、Jpopがずーっと流れていて、どこか真夏のビーチに居る様な雰囲気でした。それはそれで、いい感じ!フェスティバル♪( ´θ`)って感じです!

もう一つは、この緊急事態宣言下だからなのでしょうか、きっと学校敷地に入ることが出来るご父兄も人数制限があったのでしょうか?グラウンドを囲むフェンス際に一定の距離を保ちながらも、比較的多くの方がそこからご覧になっていました。校門もゲートは半分ほど閉じられ、入ってすぐのところに仮設のテントが有りましたから、受付もしくはチェックをしておられたのでしょうか?止む無く自由度は制限されますが、この状況下で生徒たち、先生たち、ご父兄の方々皆さんが工夫しながら、協力し合いながら、譲り合いながらこの運動会を成功裏に進めておられる姿は、本当に素晴らしいなぁ!と感じながら店内から眺めていた次第です。今日はイイ1日でした。p(^_^)q

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2021年6月1日火曜日

No.13_2本の煙突



さぁ、今日から6月です。どうやら関東の梅雨入り時期は平年並みで落ち着きそうな気配ですね。晴れた日の昼間はホントに過ごしやすい今日この頃です。

お店は葛西小中学校正門の真向かいにあり、店内からグラウンドが一望出来るのですが、最近は中学生が運動会に向けた練習をしていて、その元気な掛け声を耳にするのがホント心地良いです。6/5の運動会当日も好天に恵まれることを祈っています。

小学校の運動会はどうやら秋のようですが、その小学生から先日、『煙突がなんで2本あるの〜?』と質問を受けましたので、ここでもそのお話を少しだけ書かせて頂きます。

この2本の煙突はどちらもコーヒー豆を作る(焼く)焙煎機に関わるものなのですが、1本が焙煎した熱の排気用、もう1本は焙煎し終わった豆を急冷するための排気用なんですね。

前者はストーブの煙突の様なものと言えばイメージが湧くと思うのですが、後者はちょっとピンと来ないですね...コーヒー豆は焙煎が完了すると煎り止めと言って豆ごとに定めた所定の温度に達した瞬間、釜の蓋を開けてザーッと豆を外に出します。その豆は200℃以上の高温ですので、ただ外に出しただけでは焼きが進行してしまいます。釜から出す温度(煎り止め温度)は1℃単位で定めていますので、外に出した後は急冷して、焼きの進行を止める必要があります。外に出された豆は丸いタライ状のところに入り、攪拌、冷却されます。その底にはパンチング状の小さな穴が一面に空いていて、その下に接続されたダクトへ強烈に空気が吸い込まれて行きます。イメージはドライヤーの冷風で熱を冷ますような感じです。そしてこの先がもう1本の煙突に接続されているわけです。こう言った質問をくれるのは男の子が多いですね。一方、女の子は『この2本の煙突、可愛いですね!』なんて言ってくれます。『可愛い!』って...(^^;; 煙突のことですが、ちょっとだけ嬉しいものです。(笑)

 

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