2021年12月8日水曜日

No.42_店の試飲コーヒーと家で淹れるコーヒーの違い?


お店で2種類の試飲コーヒーをご提供していることは、『No.17_店舗での試飲コーヒーご提供、再開致しました』に掲載した通りですが、時々、お客様から「ここの試飲で頂いた味が家で淹れるコーヒーでは出ないんですよ〜」とか、「私の淹れ方の問題だと思うんですが、この試飲コーヒーの様な味を出すにはどうしたら良いですか?」と言ったご質問を頂くことがあります。そこで僕が応えるのは「いやいや、何も特別なテクニックは無いんです。アレで淹れているだけですから」と店内のコーヒーメーカーを指差すとびっくりされます。

逆に僕から普段どうやって淹れてますか?とお伺いすると、『コーヒーを美味しく頂くために!』と皆さんとても熱心に取り組んでおられ、色々な解説本を読まれたり、ネットで『美味しいコーヒーの淹れ方』を検索して努力、工夫されていていることに感心します。それらの方は、『粉の挽き方は中挽きで』、『淹れるお湯は温度計で計測して88℃で』、『ペーパーフィルター際に湯を注ぐと粉の壁が崩れるので、湯は細い糸のように中心部に500円玉サイズで優しくのの字を描くように注ぎ』、『湯が落ち切ると雑味が出るので落ち切る前に少しずつ足して、最後も落ち切る前にドリッパーを外して』云々・・・中には『雑味を出さないためにペーパーフィルターは2重にして』といった方もいらっしゃいました。

一方でそれを伺って僕が再び応えるのは、『いやいや、むしろその細心の手法の逆で行ってください!粉の挽き方は細かめに!注ぐお湯は沸騰したての熱湯を必要分一気に!それだけで、先程の淹れ方とは全く違う美味しいコーヒーが頂けますよ!』とお伝えするのですが、真逆で驚かれます(笑)。その上で、『出来ることなら、ペーパーフィルターでは無く、金属フィルターを!さらに言えば金属フィルターよりフレンチプレス(写真右側)を!』と、お薦めします。(これは本心としては強くお薦めしたい、是非お試し頂きたい事項なのですが)こうすることでコーヒーが持っている風味が最大限抽出され、その特徴やコク、マウスフィール、余韻まで余すことなくお楽しみ頂けるからです。

冒頭記載した店のコーヒーメーカーですが、唯一のこだわりは金属フィルタータイプを採用していることです。(ご参考までに...Russell Hobbs 7653JPというものです(写真左側)。)

いろどりこーひーの願いは、『ご家庭でお気軽、お手軽に美味しいコーヒーを!』ですので、淹れ方に特別なテクニックや面倒な手順が不要な、雑味の無い、より美味しいコーヒー焙煎に引き続き、精進していきます。(^^)

 

いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。

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