2023年2月20日月曜日

No.105_確定申告


今年は個人事業主として2回目の確定申告でしたが、この一年、日頃から整理してきましたので、サッと纏まり、スッと提出出来ました。

しかしながら初提出だった1年前はある意味途方に暮れていた時期がありました。(苦笑)

それ以前(サラリーマン時代)も生命保険料控除だ、医療費控除だ、ふるさと納税控除だ...と言った類の申告はしていましたが、個人事業主としての申告は全く別物です。

そういう意味では開店当初から会計ソフトやレジシステムを導入した上で始めましたので、最初の設定こそ手間取りましたが、レジでの売上内容(レジ打ち内容)や、銀行口座の取引明細は、自動に会計ソフトに転送され、扱うべき情報(ネタ)という意味では過不足無く、蓄積されながら最初の一年が過ぎて行きました。そして年末が近付いてくると、いよいよこれをどう整理し、どう纏めて、どう提出するのかを真剣に考え始めましたが、これが皆目見当が付かない。調べようにも何を理解しなくては進まないのか、そのきっかけも分からないという状態でした。(質問が分からないと言う、本当に困った状態でした。)

これはいけないと、そもそも会計とは何たるやを理解するため、図や絵がカラフルなタイプの(笑)、日商簿記3級のテキストを購入してざっと勉強したりもしました。

最初に苦労したのは、取引項目それぞれの勘定科目振分け(分類)でした。そしてそれに連動させた取引手段の振分け(分類)です。例えばある購入(支出)で現金に動きがあったとして、それが店舗としての現金を使用したのか、個人としての現金を使用したのかの取引手段選択が必要になります。これは銀行口座の動きも同様の整理(分類)が必要です。開店当初は店のお金なんて無い訳ですから、事業主借りの扱いで処理して行きましたが、そんな言葉が使えるようになったのもしばらくしてからです。(事業主借、事業主貸の意味もやっ理解しました。)

そして勘定科目も更に補助科目を設定して分類整理していくとか、初めて行うことばかりでした。

さらに厄介だった(苦しんだ)のは、売掛、買掛の意味合いを理解して、それに沿って整理(入力)していくことでした。

現在ネット販売ではクレジットカード払いの他、指定口座振込、コンビニ払い、代引き払いが利用出来ます。また、実店舗では、現金払い、クレジットカード払いの他、QR決済(PayPay、R Pay、AUPay、LINE Pay、d払い、メルペイ)、そして電子マネー払い(iD、WAON、nanaco、交通系〔SUICA、PASMO他〕)の支払い方法に対応しています。これらは会計処理上、売上日に売掛として記録した上で、入金日にこの売掛と関連を持たせて、且つ取引手数料を差し引きながら入力して行きます。逆にクレジットカードを利用して店の備品、消耗品を購入するときは買掛けとして処理(入力)していきます。そんな仕組み、入力に慣れてきたのもホントしばらくしてからでした。

会計ソフトを使うと上記項目を月毎の表形式で確認することも出来ますので、今は毎月初には、前月末までの整理(入力、分類)が正しく行われているか、確認、修正していくことで齟齬なく次の月に進んで行くようにしています。そして最後は提出書類一式をe-Tax(電子申告・納税システム)で送信して完了。

と言うわけで今年はサッと纏まり、スッと提出出来ました。個人事業主の方々は当たり前にやっているこれらのことですが、初申告の1年前は地獄でした(苦笑)。何事も経験!自分で手を動かして真剣に取り組めば、困難も乗り越えられると言うことですね。表現が大袈裟かな...(^^;;

 

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