2024年6月11日火曜日

No.173_ミヤマキリシマ


今回はコーヒーの話から離れて、山登り、そしてミヤマキリシマのお話です。

先ず今回の写真ですが、5年も前(昔)になりますが、2019年6月9日九州、くじゅう連山、平治岳(ひいじだけ)登山の写真です。[お恥ずかしながら本人顔出しです(^^; ]

この時は一面にミヤマキリシマ(ツツジの一種)が満開で、圧巻の景色でした。当時、僕は会社勤めで九州支店(福岡)に赴任しておりましたので、その間、シーズンは毎月のように山登りに行ってました。「行ってました」なんて書いてしまいましたが、山登りを始めたのは福岡に行ってからで、そこで出来た何組かの山友達、山師匠に「連れて行って頂いた」、「ご一緒させて頂いた」という感じです。

山師匠、山友達とご一緒させて頂いている分には、何ら危険なこともトラブルもありませんでしたが、山は経路選択や時間配分が大切なので、自ら先導してというのは1回もなかったです...師匠たち、山友達たちには本当に感謝、感謝です。山に出掛ける時は早朝に家を出て(未明に出たり、近くで前泊というのもよくありました)、午前中登って、昼時には下山し始めるのが大まかな流れでした。そして帰路の途中に温泉に立ち寄り、疲れを癒す!と。(これがまた格別でした!)

前述のミヤマキリシマは自生ですから、満開のタイミングが見られると本当に感動します。この「満開」ですが、暦の時期的な話もありますが、花の付き(開花量)が年によってかなり違うので、当たり年か、そうでないかと言うのも大きく影響します。この2019年は当たり年でしたが、シャクトリムシが大発生する年はハズレ年になってしまいます。「蓼食う虫も好き好き」なんて言いますが、本来ミヤマキリシマ(ツツジ科)は、耐虫対策として毒性を帯びているので、大抵の虫は食べないそうですが、シャクトリムシだけはこれが大好物で、葉も蕾も花も食べてしまうそうです。そんなシャクトリムシ、言い様によっては害虫ですが、それを捕食する鳥たちは逆に大歓迎ということですから、そこまで含めて自然を楽しむ!と捉える様にしています。(これも師匠から教わったことです^ ^)

そして暦的に(平治岳は)、例年6/10前後が見頃で、当時も山師匠は時期が近付くとネットで頻繁に情報収集したり、自身も下見に行ったり、その時期を見計らってくれていました。以来、6/10が近付くと「そろそろ満開を迎えているんだろうな〜」と、毎年思いを馳せています。と言うわけで今年もそんな時期になりましたので、また思い出しながら、そして古い写真を引っ張り出してきながら、このつぶやきを書いているわけです...

山の魅力、楽しみは、登り切った達成感とか、スペクタルな眺望もありますが、その時々に咲いている可憐な花を愛でながら歩くとか、秋の紅葉なんかもとっても見どころありでホントいいです。そうそう、山登りでは、師匠がいつもお湯の入った保温水筒持参で、頂上でコーヒーをドリップしてくれていました。あの時の美味しさ、豊かな心持ちは何とも忘れられません。

そう言えば福岡にいる時、屋久島の縄文杉も見に行きました。高地はマイカー規制があるので5:00始発のバスに乗って約40分で荒川登山口に着いた後、縄文杉まで11kmの道のりを歩いて向かうのですが、前半8.5kmのトロッコ道で300m登り、残り2.5kmで400m登りますので立派な登山でした。縄文杉の樹齢は3000年とも8000年とも言われていますが、何れにしてもそれだけ生きている樹に会えたあの(「感動」と言う言葉だけでは表現できない)「感情」は、今も忘れられないです。

なんかまた、山登りに行きたい血が騒いできました〜 ^ ^

 

いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。

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P.S. もし宜しければ、つぶやきNo.87_「山登り」も、ご参照くださいませ