2021年7月22日木曜日

No.21_美味しいアイスコーヒーが飲みたい(水出し編)



No.19_美味しいアイスコーヒーが飲みたい(急冷編)』に続き、今回はその第二弾(水出し編)です。

水出し...昨今はコールド・ブリューとも言われますね。Cold Brewですので、直訳すると低温抽出と言ったところでしょうか。No.19でも少し触れましたが、『水出しコーヒーも大雑把に分類すると②aコーヒーバッグを水ポットに一晩浸して作る方法(浸漬タイプ)と、②b水だしコーヒー専用器具を使ってポタポタと水滴を長時間に亘って落としながら抽出する方法(滴下タイプ=ダッチ・コーヒー)があります。』と記載しました。②bの方法は器具も高価だったり、お手入れも大変だったりするので今回のお話からは申し訳ありませんが割愛させて頂きます。

一方、②a水出し編の方法は簡単過ぎて、説明が1行で終わってしまうので、前回の①急冷編と今回の②a水出し編の特徴について少し触れてみたいと思います。①急冷編の特徴は先ずは高温で抽出するので、そのコーヒー豆の風味がストレートに(余すことなく)出るということです。これは良質な豆(高価という意味ではなく、質の良い豆を適正に焙煎した豆という意味)を使用し、適正に抽出した場合、最大限のパフォーマンス(美味しさ)を発揮します。一方、この“良質な豆”ということと“適正に抽出”ということが崩れると、マイナス要因(えぐみ、渋み)も抽出される諸刃の剣的なデリケートさも同居しています。因みにいろどりこーひーの珈琲豆は『No.16_美味しくコーヒーを淹れるには』に詳述しましたが、雑味の無いクリーンな珈琲豆ですので『粉を細かめに挽いて熱湯を注いで下さい』とお薦めしているくらい、特別な所作、テクニック不要で美味しいアイスコーヒー(急冷編)がお楽しみ頂けます。

さて、②a水出し編の特徴は一晩、水に浸けてゆっくり抽出する(される)方法ですので、①急冷編に比較して、苦味成分や渋み成分の抽出が抑制されることが特徴です。それが少ないということは(抽象的な表現になってしまいますが)、クリアで円やかな傾向の風味になります。一方、前述①の『ストレートに出る』風味も抑え気味になりますので、これまた諸刃の剣的な面はあります。とは言え、最大の魅力はコーヒーバッグを使用すると麦茶パックと同じ要領で水ポットに放り込んでおくだけで(スミマセン...表現が乱暴で(^^;)次の日の朝には美味しいアイスコーヒーが頂けるのですから、なんと言ってもこのお手軽さが一番です。市販の水出しポットに粉を入れて作るのも、ちょっとだけ手間が掛かりますが、同じ美味しさをお楽しみ頂けます。いろどりこーひーでも丁度今月からコーヒーバッグを3種類扱い始めましたので宜しかったらお試しください。

という訳で結論は方法①急冷編も②a水出し編もそれぞれ魅力的な特徴を持っているということです。是非是非、両方お試し頂いて、自分好みの最高に美味しいアイスコーヒーを見つけてこの夏をお楽しみください。

いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。

   バックナンバーは、コチラ