2025年6月10日火曜日

No.225_長嶋茂雄さん


長嶋茂雄さんがご逝去されました

本当に残念で、本当に悲しくて、心にぽっかり穴が空いたような寂しい気持ちでいっぱいです

実は、この店主のつぶやきで“長嶋茂雄さん”の表題は2度目です。前回はNo.22(2021/7/25)、東京オリンピック開会式生放送中、不意に長嶋さんを目にした時の感涙を書かずにはいられませんでした。長嶋さんのことを50年以上に亘り、大好きで居られる理由はその回に記載したので、ここでは割愛しますが、その大好きは今でも変わりません

6/3、長嶋さんの訃報を耳にして以降、テレビの追悼番組を視聴したり、2016年刊行の『野球人は1年毎に若返る』を改めて読み返したり、この1週間は長嶋さんを偲んで過ごしておりました

番組を何本も観た中で改めて感じたのは、「長嶋さんは生涯を通して、ずーっとファン(長嶋ファン&ジャイアンツ ファン)の方を向いて生きてきたんだな」と言うことです。もちろんその一環として、絶対勝つという強い意志とか、血の滲むようなトレーニング、ジャイアンツ愛、走攻守全ての面での華やかでかっこいい、時にユーモラスなパフォーマンス等々あるとは思いますが、その根っこは、「すべてはファンのため」だったんですね。長嶋さんは後年、「野球は人生そのもの」とおっしゃっていました。そこには“野球が好き”、もっと言うと「ファンを喜こばせられる“野球が好き”」の思いを貫き通した89年の人生だったのではないでしょうか

現役時代の長嶋さんは、血の滲むようなトレーニングを陰でしていましたが(オフシーズンには山籠りも)、それを報道されたり、人目に触れることを嫌っていたそうです。後年それに関する質問を受けて「そう言うことろを見せるのは嫌でしたねぇ...ゲームで魅せるのがプロですから」

一方、2004年脳梗塞に倒れた以降、これはトレーニングではないかと思われるほどのリハビリに取り組む姿が度々映像で流れていましたが、これも後年「現役時代練習風景を撮られるのは嫌でしたが、リハビリ風景はどうぞどうぞと撮ってもらったんです。全国に200万人を超えるとも言われるリハビリに取り組んでおられる方々に少しでも勇気を与えられたらと思いまして」

現役時代、監督時代はひたすらファンのため、そして後年もリハビリに取り組んでおられる方々のためにと、長嶋さんの心根にはずっとひとのため(喜ばせたい、元気付けたい)と言う思いがあったんですね。だからこれ程までに人を魅了し、僕もゾッコンだったわけです...

僕にとって長嶋さんは永久に不滅です!これからも変わらず長嶋さんは、僕の心に生き続けます

 

いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな暮らしに“彩り”をお届けします

   バックナンバーは、コチラ■