2022年1月11日火曜日

No.47_飛行機の着陸と焙煎


本日のテーマは『飛行機の着陸と焙煎』です。まず、何のこっちゃ?ですね(笑)

この年末年始、ほんと久しぶりに飛行機に乗る機会があり、席は翼がよく見える窓際でした。そして着陸態勢に入って以降、翼がパタパタと操作されている風景を目にして、『こりゃ、パイロットの方は僕の焙煎中と同じ心持ちじゃないか?』と思ったんです。ここまで書いても何のこっちゃ?ですね(笑笑)

ここから記載する飛行機の操縦、パイロットの方の心持ちは『僕の想像』とお断りした上で記載させて頂きますが...着陸態勢に入ってから着陸するまでの間はきっと1本の線を引いたように航路が決まっているんじゃ無いかと思ったんです。着陸時から逆算して何十秒前の自分(飛行機)の位置は、上下も左右も前後も角度もスピードもこうでなきゃならないと言うことが決められていて、それらの微妙なズレを全ての神経を集中させて調整(操縦)しているんじゃ無いかと。刻々と時間が進み、飛行機も進む中、やらなければならないことはいつも一緒(同じ航路を同じように通過すること)だけれど、日々天候も風向きもその強さも、気温も異なる環境下でそれを実現させる。『この心持ちは焙煎と一緒だ!』って思ったんです。

焙煎は窯内に豆投入後、そこの温度上昇が刻一刻と進む中(飛行機が飛んでいるような状況下で)、10℃毎の窯内温度の通過タイムを±6秒以内を目指してカロリー(火力)コントロールを続けていきます。季節によりそして日々気温、湿度、且つ豆種が違っても!その辺の心持ちに共通点を感じた次第です。

もちろん飛行機の操縦の方が操作しなければならないこと、考えを巡らすことが信じられないほど多いのは容易に想像できます。一方、焙煎の場合は出来上がったものをカッピングで(味見ですね)、次なる微調整を考えると言う工程も必要です。

飛行機自体は何度も乗ったことはありますが、店開店後は初めての搭乗でしたので、自身の環境、心持ちが変わるとこんな気づき、発見もするのかとちょっとだけ面白い体験が出来ました。(^^)

いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。