【没入感】...ひょっとして今の時代のキーワードなのかな...なんて感じています。
巷ではVR(バーチャル・リアリティ、仮想空間での擬似体験)にまつわる話題、施設、デバイス(機器)...その広がりは、関連、派生という言う意味では、ありとあらゆるものに繋がりつつあるような気さえします。
その中の一つ、teamLab(チームラボ)の造り出す世界は、とっても好きです。佐賀の御船山や福岡の舞鶴公園での期間限定イベントに行ったのがその世界に触れ始めた最初ですが、その後、東京でも豊洲のチームラボプラネッツ、麻布台ヒルズのチームラボボーダレスと体験(鑑賞)しましたが、それぞれの独創的な展示、演出に、そしてその創造力に、感心、衝撃、感動を受けます。どの展示も日常から隔離された別世界への【没入感】に誘(いざな)ってくれます。
今回のキーワード【没入感】ですが、(ニュアンスは少々ズレるかもしれませんが)実は、焙煎中にも感じながら(浸りながら)やってます。
以下、あまりにも突飛で「何言ってんの?」と言われそうなのですが...(苦笑)
焙煎中は自身がヤカレている豆そのものになりきったり、ヤイテいる窯(どちらかというと、それを覆っている分厚い鋳物の部分)になりきったり、焙煎している部屋(の空間)になりきったりしながら、それらに没入して種々、作業、操作しています。
そうすることで焙煎中の“今”という点が、静的な状態ではなく、刻一刻と変化し続けている動的な状態の“今”として捉えることが出来る様になります。「動的な状態把握」というのは前述の「豆、窯、部屋が直前までどういう時間を経て、どう変化してきて、今この様な状態にあって、次の瞬間にはこう変化していくだろう」という、時間軸を意識した一連の流れの“今”を捉える感覚です。
なんか雲を掴むような話でしょうか?...ですよね...きっと...
とは言え、焙煎の【没入感】も結構、楽しいんですよ(笑)
いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。
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